耳中の細菌
こんにちは~HICOのうち広報部です!
今日はお耳のお手入れについて。
お耳掃除嫌がりさん多いですよね。
諦めるサロンが多く、それによってお耳の病気を抱えた
ワンちゃんが増えているのも事実です。
これではサロンの意味がありません。
当店では嫌がるワンちゃんにもお時間と人を使って
必ず脱脂綿に汚れがつかなくなるまで行います。
それは無理やり押さえつけるわけではありませんので
十分なお時間とコミュニケーションが必須です。
お客様から十分なお時間を頂いている以上、
すべての行程でわずかな妥協も許さない。
これが他店とHICOのうちとの違いです。
当店でお耳掃除後わずかな期間でお耳が汚れる場合は
細菌が棲んでいる可能性が高いですので、
病院での治療と投薬を必ず行ってやってください。
長引く場合、セカンドオピニオンのご相談も。
愛犬にとって何がベストか、飼い主様にとって何がベストか
ご提案いたします。
(お写真はHICOのうちでお耳掃除後の様子です)
小さな幸せ
柴犬のロクは、庭先で暮らしています。
一日二回の食事に、大好きだったお父さんの作った小屋
それにわずかながら連れ出してくれる散歩。
冬は少し寒く夏は少し暑いですが、
ロクに不自由はありませんでした。
ただ一つの不満と言えば「家族の姿が見えない」
ということでした。
大好きだったお父さんが天国へ出かけた時も
最後に知ったのはロクでした。
その夜も庭先で家族の声だけをじっと聞きながら、
目を閉じ体を丸めていました。
夜も更け秋風が小屋を吹き抜ける頃、
ロクは小さな物音に目を覚ましました。
「誰だ?」
何度か吠えましたがその音は止みそうにありません。
それどころかお母さんに「ロク静かに!」と怒られる始末。
ロクはぐっと声を殺してつながれたリードを
思いっきり引っ張りました。
少し古かったせいかつながれていた鎖は
首輪の根元で「パチン!」と切れ
ロクは一目散に音のする方へ走りました。
やはり猫でした。
においでおおよその見当は付いていましたが、
本能的でしょうか防衛本能が働くのです。
「あ!ロクだ。君自由になったんだね。」
ゴミ箱に顔を突っ込んでいた浅黒い猫がロクに言いました。
ロクは「初対面で失礼だな」と思いつつ
自らの姿を見て驚きました。リードがないのです。
うれしいのかもわからぬまま佇んでいると浅黒い猫が
「どこへでも行けるよ。そう自由にね」その言葉はまるで
大好きだったお父さんに一度だけ連れられて行った
河川敷でのことを思い出す一言でした。
それから数秒後、ロクは夢中で走りました。
わずかに残るあの場所のにおいを頼りに。
あの場所へ行けばお父さんに会える気がしたのです。
QUALITY OF LIFE
こんにちは~HICOのうち広報部です!
表題の横文字を目にされたこと、ございますでしょうか?
医療や福祉関係に携わる方なら、
教科書の真ん中あたりに書かれていたことでしょう。
サロンで言うなら、お帰りになられた後の愛犬の様子。
例えばフローリングで滑っていないか
歩く際、爪の音がしないか
たった1週間ほどで目の上の被毛が被さっていないか
たった1週間ほどで獣臭がしていないか
わずかな期間であご下の毛が伸び、
水や食事で汚れたり、もつれ始めていないか
または短期間で肛門周りの毛が伸び、汚していないか
このどれもがサロンを選ぶための基本ラインであり、
満たしていなければ、BやC判定のサロンと判断してもよいでしょう。
動物病院に置き換えるとなると、よりQOLが重要になってきます。
手術後の抜糸→現在の獣医学ではタンパク質を主原料にした
体に吸収しても無害な「溶ける糸」がすでに
導入されており、抜糸のための再来院の必要がありません。
また投薬にしても、遠方の飼い主様には術後2週間持続する
抗生剤を投与したりなど、多種多様な新薬も開発されており
愛犬のQOLを考慮した先進的な獣医学が存在するのも事実です。
粉薬を何ヶ月投与しても改善されない。それは愛犬の薬嫌いにつながり
グッドライフとは言えません。
まずQOLを考えた病院か見極める必要があります。
十分なカウンセリングを行う、QOLを視野に入れた
飼い主様の意見をも十分に考慮する獣医師やトリマーを選ぶこと。
「優しいから」など決して人間にとっての都合を優先しないこと。
愛犬の健康に必要なことそれは。。
飼い主様の鋭い判断そして同意書ではなく
信頼関係でつながる獣医師やトリマーです。