知ってるようでまだよく知らない。。
私も含めそんな飼い主様も多いはず。。
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かなり昔からピレネー山地に生息していた歴史の古い犬種です。
オオカミやクマから羊の群れを守る仕事に使われ、中世には城の番犬としても活躍。
17世紀には伴侶犬としてフランス王族の人気を集め、ルイ14世もこの犬を飼っていました。
穏やかで愛情深い性質です。独立心が旺盛ですが、飼い主や家族には従順で、子どもにも寛容。家族を守る意識が強い、心強い存在です。
初めての人には☆(5段階)しつけやすさ☆☆
1865年にスコットランドのトゥイードマウスがウェービィーコーテッド・レトリーバーを購入。
その犬から生まれた黄色の子犬が祖先だといわれています。
ハンターが撃ち落とした獲物を回収するのが得意で、水陸両用の鳥獣犬として活躍しました。
温和で優しく従順で人懐こく、家族で一緒にいることが大好き。
愛情豊かで辛抱強く、子どもとも比較的仲良くできます。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
小型のニューファンドランドまたはチェサピーク・ベイ・レトリーバーが祖先と考えられ、
その名の通り被毛が平ら(フラット)に寝ているのが特徴です。
他のレトリーバー種に比べてややスマートな体つきですが、ボディは適度に筋肉質。
パワフルで体力が強く、明るく活発で遊び好き。忠実で献身的なパートナーになります。
穏やかで優しく誰に対してもフレンドリーで子どもの相手も比較的得意としています。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
中国の王宮で数百年にわたって飼育されていたペキニーズと、チベット原産のラサ・アプソの交配によって
誕生したといわれています。豊富な長毛に覆われたライオンを思わせる風貌から
「獅子狗(シー・ズー・クゥ)」と呼ばれ、神の使者として神聖視されていました。
歴代の皇帝や貴人たちに愛され、長らく門外不出でしたが、
1930年にイギリス人の旅行者が本国にシー・ズーを持ち帰り、ヨーロッパに紹介。
1934年に独立犬種として認められ、日本にも昭和30年代末に紹介され、
1990年には登録数トップの座を獲得。以後も常に上位にランクし、理想的な室内犬として不動の人気を誇っています。
初めての人には☆☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
全世代共通のストレスサイン
① あくびを繰り返す。② 体を舐め続ける。③ 体を掻き続ける。④ 落ち着きがなく歩き回る。
<0歳~1歳ごろ> かまいすぎると腸炎に!
母犬や兄弟犬から離され、全く別の環境で暮らすことになります。ここですでに大きなストレスを受けています。
その新しい家で、小さなお子様などが力を加減せずにかまいすぎるとさらに大きなストレスを与えてしまいます。
一方で生後数か月のうちに長時間のお留守番をさせるなど、かまわなすぎることもまたストレスになります。
では何に気を付け、どう接すれば良いのでしょうか?
胃炎(嘔吐)…突然のストレスに見舞われると自律神経が乱れ、胃の動きをコントロールできなくなります。
腸炎(下痢)…ストレスを感じると腸内細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増え、下痢を引き起こします。
心の病…かまわれすぎない状態が続くと自分の尾を追い続けたり、噛み続けたりと一定の行動を執拗に行い続けます。
ストレスをためない工夫
①見守りつつ、かまいすぎない。人間の赤ちゃんと同様と考えるとわかりやすいかと。
自由に遊ばせ、必要に応じて手を貸しましょう。
これは成犬においても同じことが言えます。いろんな経験を積まずに成犬になると、
怖がりになったりして逆にストレスを感じやすい犬になってしまいます。
愛犬は飼い主様の表情などをよく見て感じています。神経質にならず、おおらかな気持ちで育てましょう。
経験不足で不安症に
<2歳~6歳ごろ> 運動不足だと、イライラしてたくさん食べて肥満になる犬も。
また、車に乗ることや花火の音など、それまで経験していないものを怖く感じだす時期です。
「ウチの子はこれが好き」などと飼い主様が決めすぎるのもストレスのもとです。
脱毛…前足など体の一部を舐め続けることで、皮膚を傷つけ脱毛を起こします。
不安症や胃腸障害…経験不足から、怖いものや苦手なものが明確にできてしまい
パニック状態になって物を壊したり、下痢、嘔吐を繰り返します。
ストレスをためない工夫
①パワーを発散させる。
休日にはドッグランで思いきり遊ばせたりして運動量を増やしましょう。
②いろいろな経験をさせる。
社会化するとストレスを感じにくくなります。未知のものが怖く感じている成犬でも、
保育園のような当店や、旅行など、積極的にいろいろな経験をさせると
経験値が上がって、動じにくい犬になります。
③犬は群れで生活する動物。外で飼う場合も、飼い主様が確認できる場所を選んであげましょう。
刺激不足で無気力症に
<7歳ごろ~>シニアになると関節や歯など、様々なところに痛みが出始め、ストレスを感じるようになります。
また、筋力が弱まって便秘がちになってしまうので、すぐに生理的欲求が満たせないことも苦痛です。
おでかけは大きな楽しみですから、ゆっくり歩く犬でも、ペースに合わせて連れ出してあげ、運動で筋力をつけてあげましょう。
無気力症…無感情になって動かなくなります。食べることへの執着も弱まって、とても危険です。
皮膚炎…老化による免疫力の低下とストレスが相まって、皮膚バリア機能が弱まると体をしきりに掻いたり、舐めたりします。
発病…大きなストレスにさらされて、白内障などの目の病気が急激に悪化することがあります。
シニア犬にとってストレスは万病のもとなのです。
ストレスをためない工夫
①刺激を与える。
週に1度は美味しいものを与えたり、月に1度はいつもと違うところへ
出かけたりと長短のスパンを取り混ぜて、新たな感覚を磨いてあげましょう。
②いつでもトイレ・水飲みを
便秘になりがちなシニア犬。室内いつでもトイレができるように。
また、水飲み場は1か所ではなく、複数の部屋に設けると良いでしょう。
③床材は滑らないものに
シニア期に入ると足腰が弱くなり、ふんばりもきかなくなるので今まで平気でも、もう一度再点検してあげましょう。
④しっかり食べられるように。
シニアになると歯周病になる犬が続出します。歯が痛いとご飯も食べられず、
心臓病を招いたりもします。子犬の頃から歯みがきの習慣をつけてしっかり予防しましょう。