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コッカーとはコック(シギ)捕る犬のこと。
17世紀頃からイギリスのウェールズ地方で、主に山シギ猟に使われていました。
アメリカン・コッカースパニエルの直接の祖先で、アメリカンよりも体が大きく、マズルが長いのが特徴です。
陽気で活動的。スタミナに溢れた体力の持ち主です。
穏やかで愛情深く、飼い主や家族に従順ですが、独立心が強くやや頑固な面もあります。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
1107年まで歴史を遡れる古い犬種。
主にウェールズのペンブロークシャー地方で、牛を追う牧畜犬として使われていました。
胴長短脚で力強く、たくましい体つき。頭部はキツネに似ていて、耳がピンと立っています。
明るく活発で好奇心が旺盛。人懐こく、飼い主や家族に従順ですが、警戒心が強くやや頑固な面も。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆
濃いレッド&ホワイトの被毛がトレードマークの水陸両用の鳥獣犬です。
約1000年前にイギリスのウェールズ地方にいたスパニエルの子孫と考えられています。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルよりもやや小型ですが、均整のとれたボディは筋肉質で頑丈です。
陽気で活発ながら、落ち着きも備えています。温和で優しく、子どもに寛容。
独立心が旺盛ですが、飼い主や家族には忠実です。見知らぬ人には警戒心を見せます。
初めての人には☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
キング・チャールズ・スパニエルの祖先は鳥獣犬でしたが、愛玩犬として改良され、中世の頃の面影を喪失。
これを憂えた愛犬家たちが本来の姿を取り戻そうとして改良を重ね、19世紀初頭に誕生したのがこの犬種です。
明朗活発で気立てのよい犬です。穏やかで優しく、飼い主や家族に深い愛情を寄せます。
人懐こくて誰にでもフレンドりー。遊び好きで、怖いもの知らずな面もあります。
初めての人には☆☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
全世代共通のストレスサイン
① あくびを繰り返す。② 体を舐め続ける。③ 体を掻き続ける。④ 落ち着きがなく歩き回る。
<0歳~1歳ごろ> かまいすぎると腸炎に!
母犬や兄弟犬から離され、全く別の環境で暮らすことになります。ここですでに大きなストレスを受けています。
その新しい家で、小さなお子様などが力を加減せずにかまいすぎるとさらに大きなストレスを与えてしまいます。
一方で生後数か月のうちに長時間のお留守番をさせるなど、かまわなすぎることもまたストレスになります。
では何に気を付け、どう接すれば良いのでしょうか?
胃炎(嘔吐)…突然のストレスに見舞われると自律神経が乱れ、胃の動きをコントロールできなくなります。
腸炎(下痢)…ストレスを感じると腸内細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増え、下痢を引き起こします。
心の病…かまわれすぎない状態が続くと自分の尾を追い続けたり、噛み続けたりと一定の行動を執拗に行い続けます。
ストレスをためない工夫
①見守りつつ、かまいすぎない。人間の赤ちゃんと同様と考えるとわかりやすいかと。
自由に遊ばせ、必要に応じて手を貸しましょう。
これは成犬においても同じことが言えます。いろんな経験を積まずに成犬になると、
怖がりになったりして逆にストレスを感じやすい犬になってしまいます。
愛犬は飼い主様の表情などをよく見て感じています。神経質にならず、おおらかな気持ちで育てましょう。
経験不足で不安症に
<2歳~6歳ごろ> 運動不足だと、イライラしてたくさん食べて肥満になる犬も。
また、車に乗ることや花火の音など、それまで経験していないものを怖く感じだす時期です。
「ウチの子はこれが好き」などと飼い主様が決めすぎるのもストレスのもとです。
脱毛…前足など体の一部を舐め続けることで、皮膚を傷つけ脱毛を起こします。
不安症や胃腸障害…経験不足から、怖いものや苦手なものが明確にできてしまい
パニック状態になって物を壊したり、下痢、嘔吐を繰り返します。
ストレスをためない工夫
①パワーを発散させる。
休日にはドッグランで思いきり遊ばせたりして運動量を増やしましょう。
②いろいろな経験をさせる。
社会化するとストレスを感じにくくなります。未知のものが怖く感じている成犬でも、
保育園のような当店や、旅行など、積極的にいろいろな経験をさせると
経験値が上がって、動じにくい犬になります。
③犬は群れで生活する動物。外で飼う場合も、飼い主様が確認できる場所を選んであげましょう。
刺激不足で無気力症に
<7歳ごろ~>シニアになると関節や歯など、様々なところに痛みが出始め、ストレスを感じるようになります。
また、筋力が弱まって便秘がちになってしまうので、すぐに生理的欲求が満たせないことも苦痛です。
おでかけは大きな楽しみですから、ゆっくり歩く犬でも、ペースに合わせて連れ出してあげ、運動で筋力をつけてあげましょう。
無気力症…無感情になって動かなくなります。食べることへの執着も弱まって、とても危険です。
皮膚炎…老化による免疫力の低下とストレスが相まって、皮膚バリア機能が弱まると体をしきりに掻いたり、舐めたりします。
発病…大きなストレスにさらされて、白内障などの目の病気が急激に悪化することがあります。
シニア犬にとってストレスは万病のもとなのです。
ストレスをためない工夫
①刺激を与える。
週に1度は美味しいものを与えたり、月に1度はいつもと違うところへ
出かけたりと長短のスパンを取り混ぜて、新たな感覚を磨いてあげましょう。
②いつでもトイレ・水飲みを
便秘になりがちなシニア犬。室内いつでもトイレができるように。
また、水飲み場は1か所ではなく、複数の部屋に設けると良いでしょう。
③床材は滑らないものに
シニア期に入ると足腰が弱くなり、ふんばりもきかなくなるので今まで平気でも、もう一度再点検してあげましょう。
④しっかり食べられるように。
シニアになると歯周病になる犬が続出します。歯が痛いとご飯も食べられず、
心臓病を招いたりもします。子犬の頃から歯みがきの習慣をつけてしっかり予防しましょう。