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雄牛(ブル)と犬を闘わせるブル・バイティングのためにイギリスで作り出された犬種。
12世紀後半から13世紀前半に人気を集め、1815年にこの競技が法律で禁止されるまで活躍。
以降は体形や性質が改良され、現在は家庭犬として親しまれています。
温厚でおっとりした性質です。やや頑固な面がありますが、飼い主や家族には忠実で甘えん坊。愛情深いのが特徴といえます。
初めての人には☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆
チベタン・マスティフとサモエドの交配種といわれ、約3000年前から中国にいたともいわれます。
ソリ犬や狩猟犬の他、食用としても飼育されていたようです。
物静かでマイペース。独立心が強く、超然とした一面があります。
主人と認めた人には忠実ですが、家族以外の人には距離を置きます。
初めての人には☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆
「ダックス」はドイツ語でアナグマ、「フンド」は犬の意味。
その名の通り、主にアナグマ猟に使われてきた犬種です。胴長短脚の体形は、アナグマの巣穴に入り込めるように改良されて出来上がったもの。
19世紀にはウサギやイタチなどの小獣猟のために、ミニチュアサイズが誕生。
20世紀初めには、ウサギ狩り用にさらに小さなカニへーンサイズが作出されました。
本来の毛質はスムースで、スパニエル種との交配によってロングが、シュナウザーやテリアとの交配によってワイヤーが誕生。ヨーロッパでは現在でも猟犬として活躍しています。
スムース‥活発でフレンドリー。ロング‥穏やかで優しく甘えん坊。
ワイヤー‥テリアの血が入っているため、やんちゃで気が強い面があります。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
数千年前からいたとされる古い犬種。クロアチアのダルメシア地方が原産といわれ、
馬車の伴走犬、番犬、猟犬、牧畜犬など幅広い用途に使われました。
エネルギッシュで遊び好き。飼い主や家族にはよく甘えますが、他人には心を許さず、神経質になりがち。やや頑固な面もあります。
初めての人には☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆
全世代共通のストレスサイン
① あくびを繰り返す。② 体を舐め続ける。③ 体を掻き続ける。④ 落ち着きがなく歩き回る。
<0歳~1歳ごろ> かまいすぎると腸炎に!
母犬や兄弟犬から離され、全く別の環境で暮らすことになります。ここですでに大きなストレスを受けています。
その新しい家で、小さなお子様などが力を加減せずにかまいすぎるとさらに大きなストレスを与えてしまいます。
一方で生後数か月のうちに長時間のお留守番をさせるなど、かまわなすぎることもまたストレスになります。
では何に気を付け、どう接すれば良いのでしょうか?
胃炎(嘔吐)…突然のストレスに見舞われると自律神経が乱れ、胃の動きをコントロールできなくなります。
腸炎(下痢)…ストレスを感じると腸内細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増え、下痢を引き起こします。
心の病…かまわれすぎない状態が続くと自分の尾を追い続けたり、噛み続けたりと一定の行動を執拗に行い続けます。
ストレスをためない工夫
①見守りつつ、かまいすぎない。人間の赤ちゃんと同様と考えるとわかりやすいかと。
自由に遊ばせ、必要に応じて手を貸しましょう。
これは成犬においても同じことが言えます。いろんな経験を積まずに成犬になると、
怖がりになったりして逆にストレスを感じやすい犬になってしまいます。
愛犬は飼い主様の表情などをよく見て感じています。神経質にならず、おおらかな気持ちで育てましょう。
経験不足で不安症に
<2歳~6歳ごろ> 運動不足だと、イライラしてたくさん食べて肥満になる犬も。
また、車に乗ることや花火の音など、それまで経験していないものを怖く感じだす時期です。
「ウチの子はこれが好き」などと飼い主様が決めすぎるのもストレスのもとです。
脱毛…前足など体の一部を舐め続けることで、皮膚を傷つけ脱毛を起こします。
不安症や胃腸障害…経験不足から、怖いものや苦手なものが明確にできてしまい
パニック状態になって物を壊したり、下痢、嘔吐を繰り返します。
ストレスをためない工夫
①パワーを発散させる。
休日にはドッグランで思いきり遊ばせたりして運動量を増やしましょう。
②いろいろな経験をさせる。
社会化するとストレスを感じにくくなります。未知のものが怖く感じている成犬でも、
保育園のような当店や、旅行など、積極的にいろいろな経験をさせると
経験値が上がって、動じにくい犬になります。
③犬は群れで生活する動物。外で飼う場合も、飼い主様が確認できる場所を選んであげましょう。
刺激不足で無気力症に
<7歳ごろ~>シニアになると関節や歯など、様々なところに痛みが出始め、ストレスを感じるようになります。
また、筋力が弱まって便秘がちになってしまうので、すぐに生理的欲求が満たせないことも苦痛です。
おでかけは大きな楽しみですから、ゆっくり歩く犬でも、ペースに合わせて連れ出してあげ、運動で筋力をつけてあげましょう。
無気力症…無感情になって動かなくなります。食べることへの執着も弱まって、とても危険です。
皮膚炎…老化による免疫力の低下とストレスが相まって、皮膚バリア機能が弱まると体をしきりに掻いたり、舐めたりします。
発病…大きなストレスにさらされて、白内障などの目の病気が急激に悪化することがあります。
シニア犬にとってストレスは万病のもとなのです。
ストレスをためない工夫
①刺激を与える。
週に1度は美味しいものを与えたり、月に1度はいつもと違うところへ
出かけたりと長短のスパンを取り混ぜて、新たな感覚を磨いてあげましょう。
②いつでもトイレ・水飲みを
便秘になりがちなシニア犬。室内いつでもトイレができるように。
また、水飲み場は1か所ではなく、複数の部屋に設けると良いでしょう。
③床材は滑らないものに
シニア期に入ると足腰が弱くなり、ふんばりもきかなくなるので今まで平気でも、もう一度再点検してあげましょう。
④しっかり食べられるように。
シニアになると歯周病になる犬が続出します。歯が痛いとご飯も食べられず、
心臓病を招いたりもします。子犬の頃から歯みがきの習慣をつけてしっかり予防しましょう。