知ってるようでまだよく知らない。。
私も含めそんな飼い主様も多いはず。。
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奈良時代の732年に新羅(現在の韓国)から聖武天皇に献上された小型の犬が祖先だと考えられています。
徳川綱吉の時代には江戸城の大奥で愛玩犬として飼育され、明治以降は上流階級の婦人達に抱き犬として愛されました。
利口でおとなしく、愛らしい性質です。明るく遊び好きで、茶目っ気たっぷり。繊細な面もあり、飼い主や家族に深い愛情を寄せます。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
正確な起源は不明ですが、メキシコの先住民トルテカ族が飼っていた「テチチ」という小型犬が祖先とする説が有力。
かつては野生に生息しており、7世紀~12世紀頃のトルテカ文明時代に捕らえられ、家畜化されたと考えられています。
テチチは赤褐色の吠えない犬で、聖なる犬として宗教儀式に用いられた他、食用にもされていたようです。
このほか、中国に起源があるとする説、スペイン人によって連れられてきた犬が祖先だとする説などもあります。
現在のチワワの基礎となっているのは、1850年にメキシコのチワワ州で発見された小型犬。アメリカで改良され、現在のような超小型犬になりました。
ロング・コートはスムースにパピヨンなどを交配させて誕生。
小柄ながら勇敢かつ大胆で、大型犬にさえ吠えかかる怖いもの知らずな面も。
警戒心が強く、見知らぬ人には心を許しませんが飼い主には深い愛情を注ぎます。
初めての人には☆☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆
19世紀中頃に、マンチェスター・テリアを小型化して作出された犬種です。
当初の目的は戦闘力と頑丈な体を持ったネズミ捕り用の犬でしたが、思うような成果が上がらず、愛玩犬として普及しました。
活発で好奇心が強く遊び好き。飼い主や家族には従順で甘えん坊。気が強く用心深い面もあります。
初めての人には☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆
古くからヨーロッパ各地にいたようですが、正確な起源は不明。フランスで人気を博したことからフランス原産とされ、
フレンチ・プードルとも呼ばれています。
ドイツからフランスに入ってきた水鳥の猟犬が祖先と考えられ、カモ猟の回収犬として使われていました。
16世紀頃から上流階級の貴婦人達の人気を集め、小型化されてミニチュアが誕生。
ルイ16世の時代にはさらに小型化が進められ、「トイ」が作出されました。
独特の毛の刈り込み(クリップ)は水鳥猟の際に水の抵抗を少なくして泳ぎやすくするために生まれたものです。
冷たい水から心臓を守るために胸の部分や関節部分の毛を残し、他を刈り込むのが伝統的なプードルのスタイル。
現在は装飾的な要素が加わり、大人気のテディベアカットをはじめ、100種類以上ものカットスタイルがあります。
トイプードルはスタンダードやミニチュアよりも甘えん坊で、いつも飼い主と一緒にいたがります。非常に利口で、しつけや訓練がしやすいのも魅力です。
初めての人には☆☆☆☆(5段階)しつけやすさ☆☆☆☆☆
全世代共通のストレスサイン
① あくびを繰り返す。② 体を舐め続ける。③ 体を掻き続ける。④ 落ち着きがなく歩き回る。
<0歳~1歳ごろ> かまいすぎると腸炎に!
母犬や兄弟犬から離され、全く別の環境で暮らすことになります。ここですでに大きなストレスを受けています。
その新しい家で、小さなお子様などが力を加減せずにかまいすぎるとさらに大きなストレスを与えてしまいます。
一方で生後数か月のうちに長時間のお留守番をさせるなど、かまわなすぎることもまたストレスになります。
では何に気を付け、どう接すれば良いのでしょうか?
胃炎(嘔吐)…突然のストレスに見舞われると自律神経が乱れ、胃の動きをコントロールできなくなります。
腸炎(下痢)…ストレスを感じると腸内細菌のバランスが乱れて悪玉菌が増え、下痢を引き起こします。
心の病…かまわれすぎない状態が続くと自分の尾を追い続けたり、噛み続けたりと一定の行動を執拗に行い続けます。
ストレスをためない工夫
①見守りつつ、かまいすぎない。人間の赤ちゃんと同様と考えるとわかりやすいかと。
自由に遊ばせ、必要に応じて手を貸しましょう。
これは成犬においても同じことが言えます。いろんな経験を積まずに成犬になると、
怖がりになったりして逆にストレスを感じやすい犬になってしまいます。
愛犬は飼い主様の表情などをよく見て感じています。神経質にならず、おおらかな気持ちで育てましょう。
経験不足で不安症に
<2歳~6歳ごろ> 運動不足だと、イライラしてたくさん食べて肥満になる犬も。
また、車に乗ることや花火の音など、それまで経験していないものを怖く感じだす時期です。
「ウチの子はこれが好き」などと飼い主様が決めすぎるのもストレスのもとです。
脱毛…前足など体の一部を舐め続けることで、皮膚を傷つけ脱毛を起こします。
不安症や胃腸障害…経験不足から、怖いものや苦手なものが明確にできてしまい
パニック状態になって物を壊したり、下痢、嘔吐を繰り返します。
ストレスをためない工夫
①パワーを発散させる。
休日にはドッグランで思いきり遊ばせたりして運動量を増やしましょう。
②いろいろな経験をさせる。
社会化するとストレスを感じにくくなります。未知のものが怖く感じている成犬でも、
保育園のような当店や、旅行など、積極的にいろいろな経験をさせると
経験値が上がって、動じにくい犬になります。
③犬は群れで生活する動物。外で飼う場合も、飼い主様が確認できる場所を選んであげましょう。
刺激不足で無気力症に
<7歳ごろ~>シニアになると関節や歯など、様々なところに痛みが出始め、ストレスを感じるようになります。
また、筋力が弱まって便秘がちになってしまうので、すぐに生理的欲求が満たせないことも苦痛です。
おでかけは大きな楽しみですから、ゆっくり歩く犬でも、ペースに合わせて連れ出してあげ、運動で筋力をつけてあげましょう。
無気力症…無感情になって動かなくなります。食べることへの執着も弱まって、とても危険です。
皮膚炎…老化による免疫力の低下とストレスが相まって、皮膚バリア機能が弱まると体をしきりに掻いたり、舐めたりします。
発病…大きなストレスにさらされて、白内障などの目の病気が急激に悪化することがあります。
シニア犬にとってストレスは万病のもとなのです。
ストレスをためない工夫
①刺激を与える。
週に1度は美味しいものを与えたり、月に1度はいつもと違うところへ
出かけたりと長短のスパンを取り混ぜて、新たな感覚を磨いてあげましょう。
②いつでもトイレ・水飲みを
便秘になりがちなシニア犬。室内いつでもトイレができるように。
また、水飲み場は1か所ではなく、複数の部屋に設けると良いでしょう。
③床材は滑らないものに
シニア期に入ると足腰が弱くなり、ふんばりもきかなくなるので今まで平気でも、もう一度再点検してあげましょう。
④しっかり食べられるように。
シニアになると歯周病になる犬が続出します。歯が痛いとご飯も食べられず、
心臓病を招いたりもします。子犬の頃から歯みがきの習慣をつけてしっかり予防しましょう。